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2024/02/05 19:45



〈生地のご利用を個人使用の範囲内とさせて頂くことになりました〉

平素よりIBAMOTO HONTENをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。

当店のオリジナルテキスタイルにつきまして、これまで〈条件に当てはまる範囲内での商用利用は可能〉としておりましたが、2024年2月12日以降にご購入頂く生地は、〈商用利用不可〉〈個人使用の範囲内でのご利用〉とさせて頂きたく、謹んでお願い申し上げます。

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〈既に商用利用目的で生地をご購入頂いております方へ〉

2024年2月11日以前に商用利用を目的としてご購入頂きました生地は、2025年2月末日までを目処に、ご購入時の条件に沿ってご使用下さいませ。(オンラインストアのNEWS/BLOG →「2024年2月11日以前に生地をご購入頂いた方の商用利用条件」よりご確認下さい。)

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〈このような判断に至った経緯〉

IBAMOTO HONTEN は、テキスタイルのデザインから販売まで、基本的に店主・デザイナーの藤岡あやねひとりで行っている、小さな店です。日々の暮らしの中でいつも人のそばにある「布」を通して、人の心を明るくしたり、安らげたり、勇気づけたい。その一心で、2020年にブランドを開始してから今日まで、手探りでがむしゃらに走ってきました。

「生地を使用した手づくりの品を販売しても良いですか?」というお声に対しては、布を作ることを生業とする私と、その布でご自身の創作販売活動を行いたい方、双方の希望を叶える形を探りながら〈商用利用条件〉を設定しておりました。

しかしながら、ブランドを続ける中で難しく感じることも増え、開店から5年という節目を前に一度立ち止まり「私は自分のつくる布を誰に、どのように届けたいのか?」と考えた時、私は布を〈素材として〉ではなく、それ自体想いを込めた〈作品として〉、暮らしの中で使用するひとへ、デザインの背景や生産に関わる人々のストーリーと共に、最後まで自ら責任を持ってお渡ししたいという気持ちを強く持つようになりました。

細やかな条件とお願いごとを尊重して生地をご利用下さっていた方に残念な思いをさせてしまうことは心苦しく、迷い悩んできましたが、昨今の報道に思うところもあり、私自身の心と創作を守り活動を続けていくためにも、この決断に至りました。

これまで、生地を形にするところまで手が回らない私の代わりに、アイデア豊かな形にして使う方へと届けてきて下さったみなさまへ、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。今後は、ご自身のために、またはご家族やご友人と、IBAMOTO HONTEN のテキスタイルをお楽しみ頂けますと幸いです。

これからもより多くの方へ、布を通してあたたかな気持ちをお届けできますよう、考えて、精進して参ります。
今後ともIBAMOTO HONTENを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年2月5日
IBAMOTO HONTEN 店主・デザイナー
藤岡あやね

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